シェーグレン症候群とは

sjogren01.jpgシェーグレン症候群とは、涙腺や唾液腺などの外分泌腺に炎症が生じ、涙や唾液などが出にくくなる、自己免疫疾患の一種です。スウェーデンの眼科医ヘンリック・シェーグレン医師(右写真)によって報告見されたことから、そう呼ばれています。

シェーグレン症候群の約50%は、慢性関節リウマチや強皮症など、ほかの膠原病と合併することが多くみられます。シェーグレン症候群の原因は不明ですが、免疫の異常が関係していると考えられています。40〜60歳の中年女性に好発しやすく、日本では約3万人の患者がいるといわれています。

お口に起こるシェーグレン症候群の症状

sjogren02.jpgここでは、お口に起こる、シェーグレン症候群の症状を紹介します。シェーグレン症候群は、唾液が出にくいことから、いつも口の中が乾燥し、のどが渇きます。そのため、水分を含まない食物が食べにくくなり、味覚に異常が出てきます。


また、唾液による口腔内の浄化機能がはたらなかないため、舌があれたり、口角がただれたり、虫歯も多くみられます。症状が重度になると、強い口臭や、舌がひび割れて痛くなり、食事が出来なくなる、食べ物の味を感じなくなる、しゃべるのが困難になるなどの症状が出 ます。


また、お口の中に雑菌が繁殖しやすくなるため、歯周病菌や虫歯菌が大量に増えるので、多くの虫歯が出来たり、歯槽膿漏、歯周病で歯がグラグラしてきて、抜けてしまったりするだけでなく、お口の中の細菌が肺に入って肺炎を引き起こす誤嚥性肺炎になることもあり、それが元で命にかかわることもあります。